「くらしごと」は山形県北部最上地域(新庄,金山,真室川,最上,舟形,鮭川,戸沢,大蔵)にある企業・仕事の情報や、子育て,就職,就業,転職,Uターン,移住など暮らしの情報サイトです。

 

事 業:一般土木工事、建築工事
資本金:3200万円
従業員:男性15名・女性5名
住 所:〒996-0212 山形県最上郡大蔵村大字清水2309-1
電 話:0233-75-2359


地元にとどまり新たな事業に挑戦
~地域の雇用を守りながらワサビ栽培も展開~

代表取締役 八鍬欣治さん

 

◆どんな仕事をしていますか

 当社は、国土交通省や山形県、大蔵村といった自治体から受注した公共工事を中心に行っています。
具体的な内容としては道路や河川の改良や急傾斜地の地滑り対策などの土木工事ですね。

 この会社は、私の祖父が大正15年に起こしたもので、私は3代目の社長になります。
当社の創業当時は主に電力会社の仕事を請け負っておりました。
大蔵村に水力発電所があるのですが、その建設に伴った様々な土木工事を請け負ったんですね。
 その後、時代が進むにつれて、電力関係の自動化が進み、仕事が減ってきたことに伴い、昭和30年代から現在のように公共工事へと移っていきました。
私は、父親から平成15年に社長職を引き継いでから、もう13年になります。

◆最上地域で仕事されてご感想は

 当社は大蔵村で事業を行っているわけですが、もし今まで以上に会社を拡大し、業績を伸ばしていこうと考えるとするなら、人材を求めて村外に出るしかありません。
そうせずに地元に残り、ここで事業を継続しているのは、地元のために仕事をしたいとか、地域の発展に寄与したいという思いがあるからです。
しかし実際には人口が少ない大蔵村ですから、獲得できる人材の数も少なく妥協する必要があります。
 当社と同様に村内に残る企業の多くは高齢化が進んでいまして、社員の平均年齢が上がっています。

 その点、当社は平均年齢が40代と比較的若いのも、地元の若者が少しずつでも入社してくれるおかげだと思っています。
今は全国各地の自治体が人口減少対策や若者にとどまってもらう政策を行っていますが、大蔵村の取り組みに、当社もなるべくお手伝いをしていきたいですね。

◆若者の印象をお聞かせください

 悩みをひとりで抱えてしまって同僚や仲間に相談しなかったり、コミュニケーションそのものができない方が多いように思います。
私としてはなるべく腹を割って話したいと思い、 よく懇親会を開いていますが、なかなか難しいですね。
私が若い頃には、会社の寮に入り、毎日のように仲間と話しましたし、上司や先輩と酒を飲む機会もあって、何でも相談できました。

 現代はそういった付き合いが少なく、会社は会社、自分は自分とはっきり分けて考える方が多いですね。
仕事とプライベートを分けて考えることは良いことだと思いますが、建設業は、班単位で作業にあたり、時には危険を避けるために大きな声を出すこともあるような、気心の知れた仲間と一緒にする仕事です。
 悩みを一人で抱え込むような時代風潮は、土建業にとってはあまりありがたいとは思えませんね。

◆ワサビ栽培も手掛けていますね

 10年ほど前になりますが、作業所の近くにとても綺麗な水源がありました。
その当時は徐々に公共工事が減少している時代で、当社も違う産業に関心を持っていた時に、この綺麗な水を使って何かができないかと考えました。
 そんな時に、ワサビ栽培の提案を受けまして、ぜひ挑戦してみようということになりました。その後、指導を受けながら試験栽培を行い、平成19年に出荷が開始できるようになったのです。
この綺麗な雪解け水を使った品質の高い「大蔵わさび 雪葵(ゆきあおい)」は、現在2万本ほどを栽培しています。

 最上地域は雪深く、毎年冬は大変ですが、雪を冷熱や観光資源としているだけでなく、とても綺麗な水資源として見ることも有用な方法だと思いますね。

 ◆これからの課題は

 栽培規模の拡大は、水の量の限度があるため難しいのですが、この質の高いワサビを今後どのように売っていったらいいか、さらに工夫を加えていきたいと思っています。
 自治体は農産物の6次化に挑戦していますが、何を作るかと同時に、誰に対してどのように売るかを真剣に考え、同時に実行していかないと成功は難しいように思います。
 


 

 

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