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事 業:ナメコ製造卸
資本金:4000 万円
従業員:男性8名・女性12名
住 所:〒999-5203 山形県最上郡鮭川村川口3937-1(鮭川村エコパーク南)
電 話:0233-55-8180
ウェブ:www.oakfarm.or.jp


市場に挑む規模を共同で実現
~仲間同士で競い合い最高評価を得られる産品を~


代表理事 阿部高雄さん

 

◆どのような事業所でしょうか

 鮭川村にはキノコ生産農家が50戸ほどありますが、品目としてはナメコ、ブナシメジ、エノキ、舞茸、椎茸など8つです。農家同士でキノコ組合を結成し、品目ごとに部会が設けられています。
 それは、生産品目を互いに限定し、過当競争に陥らないように調整するためです。
キノコは鮭川村にとって重要な産業ですから、過度に競争しあって鮭川村ブランド自体に悪影響が及ばないように調整しているんですね。

 当法人は、キノコ生産法人として、品種をナメコに特化しております。
現在は大手スーパーを含め約10社ほどを対象に、主に直接販売で取引させていただいております。
 組合自身が直接販売することは、経営の自由度は高いですが、安心安全を保証する品質に関して、全ての責任を負うことでもあります。

 キノコには秋のイメージがあり、特にエノキなどは寒くなった頃の鍋料理のシーズンに最も売れるように季節への依存度が高いのですが、ナメコの場合は、夏の一時期を除いてほぼ1年を通してお客様に買っていただける品種ですので、通年営業がしやすいキノコと言えますね。
 またキノコ自体は低カロリーで、食物繊維が豊富であることによる機能性も注目されていますので、健康志向の高まりに沿った食品であることも、当事業の追い風になっていると思います。

◆開業はどのような経緯ですか

 昭和53年にナメコ栽培を始めました。
 私は山間部の農家の出身で、その地形の制約から、思うように米の生産高を上げることが出来なかったんですね。そのため米農家であり続けることに危機感を覚え、ナメコの栽培を始めたわけです。
 その後、次第に増えたナメコ農家同士で組合を作ったのですが、その頃は日本で最高品質のナメコ産地として長野や福島が代表格でした。
それらを品質で追い抜き、日本一の評価をいただくために、組合の仲間が互いの製品を評価しあい、時にはケンカになるほど真剣に切磋琢磨していったのです。
その成果が認められて、平成8年頃には大手スーパーの引き合いに応じる形で相当量を出荷できるようになりました。
 その後、法人化し、県や国からの公的補助を受けてこの工場を設立したのが経緯です。

◆仲間同士での競い合いに心労は

 もちろんありました。ただそれはナメコの品質を高め、鮭川ブランドとして育てたいという共通の目的がありましたので、互いに言いにくいことも言えたのだろうと思います。

◆同業者が手を組むメリットは

 事業者は独立して自分なりの方法でと考えるものですが、生産を拡大し市場に挑めるボリュームを持つには、個人では限界があります。
手を結ぶことでスケールを拡大し、スクラムを組んで挑戦する方が、利益も上がりますし後継者も見つかるなど、取り組みやすいと思います。

◆共同することは難しくないですか

 確かに難しいことではあります。組合や共同がうまくいくかどうかは、その組織の代表者の資質が大きく影響すると思います。
代表自身の意見も大切ですが、メンバー一人一人の声を大事に聴くということがコツですね。
 それぞれが事業を行っている者同士が組んでいれば、当然メンバーごとの規模や成績に差が現れることは避けられません。
そういったメンバー間の差に直面した時には感情的にならずに、プライドに目をつぶってでも上手い人の真似をしてみたらどうかとアドバイスすることもありましたし、優秀な人にはそのコツをみんなに教えてくれるようにも頼みました。
そのことが組織全体の向上につながり、結局は全員のためになりますから。

 組織のリーダーの役割の中で、そういった内部の難しい状況に直面した時もメンバーの気持ちがバラバラにならないために、常日頃から、全員に共通する目的や利益などの具体的目標を掲げることで、みんなの心をひとつにまとめておくことが一番大事なことではないかと思います。


 

 

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