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事 業:国産木材の製材、販売
資本金:2000万円
従業員:男性75名・女性10名
住 所:〒999-5603 山形県最上郡真室川町大字大滝108番地の2
電 話:0233-66-2032


地元を守る企業であり続けたい
~地域の特性を見据えてできることを着実に~


代表取締役 庄司和敏さん

 

◆創業の経緯を教えてください

 私は昭和23年にこの地元で生まれました。
大人になってから東京で8年ほど材木屋に籍を置いて仕事をしまして、それを終えた昭和51年に地元に帰ってきました。
 その後、ここは木が多いということで製材業を始めたのです。戻ってもう39年になりますね。

◆地域でどんな企業でありたいとお考えですか

 風景を見ていただければわかるように、この地域はたくさんの木が生えています。
それだけたくさん丸太があるということですから、それを使って会社を運営しているだけですよ。
地域でどんな企業でありたいかというよりも、まずはここで出来る事は何か、それから始めようという視点ですよね。

 製材業はとても厳しい業界ですから、常に生産の効率化を図るため、毎年多額の設備投資を行っています。
それには、私の考えとして、何かと制約の多い補助金にできるだけ頼らず、行政からの規制や押さえつけに縛られずに、企業自身の目線で設備投資を考え実行するほうが良いと考えています。
その方が最適な投資ができますから。
 一つ一つの規制に気を取られていては、経営に一番大事な「スピード感」が鈍ってしまうと思います。
もちろん経営には、効率やお客様への納期、製品の品質が大事ですし、ある意味、それらを守っていれば必ず商売はできます。

 しかし、変化の激しい現代では、迅速に意思決定を下していかないと、変化に対応しきれないですよ。
例えば、当社は日本で初めてとなるロボットによる製材加工である無人の設備を導入しました。
絶えず他者とのコスト競争を強いられている以上、そういったトップが下す決定のスピード感を鈍らせるわけにはいかないですね。

◆どんな方を採用していますか

 会社に応募して来られる中で、当社はなるべく地元の長男の方を採用しています。
長男はやはり跡継ぎですから、後を継ぐ若い方がこの地域で就職できなければ他所に出て行かざるを得なくなり、その家は続かなくなりますよね。
家がそうやって減っていけば、地域はいずれはなくなってしまいます。
 私としてはなるべく跡継ぎである長男の方に仕事を提供し、ひいては地域が存続できるようにと考えています。

◆最上と他の地域との違いは

 あまり感じませんね。雪が多いことだけかな。
5ヶ月間は雪と関わらないといけないですし、その意味では大きなハンディキャップです。
 でもこれは仕方のないことで、反面、この自然環境がたくさんの木々を育んでくれるわけですから。

◆休日も出てこられる仕事人間だと伺いました

 毎朝4時30分に金山、釜淵、本社工場のすべて見回るのが私の仕事の始まりです。
この業界の生産工場は、かつて県内に45もの工場がありました。
でも今は当社しかないんです。それだけ厳しい業界なんですね。

 私は確かに仕事人間だけど、好きでやっていると言うよりは仕事し続けないと会社が潰れますから、そういう危機感からです。でもちゃんと休みも取りますよ。

 また当社は、8時から仕事を開始し、17時で必ず終えることにしています。
それは、兼業農家の従業員が多いからなんです。
そうすれば会社の仕事を終えた後に農作業もできますからね。

◆今後の会社の方向は

 もちろんこれからも製材を事業の柱として据えていきます。
今現在、当社では3機のバイオマスボイラーを稼働させていますが、この豊富な森林資源を活用した地域熱供給をここで展開したいなと思っています。これは私の夢なんです。 
 ヨーロッパはその点で先駆的で、エネルギー源の地政学上の不利を自然再生エネルギーでカバーしようとしていますよね。
それを見習い、この年々高齢化が進んでいる東北の田舎でもこういうことができるんだという、実例を作りあげたいですね。
 


 

 

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