事 業:自動車販売 修理 整備 保険販売
資本金:8000万円
従業員:男性17名・女性3名
住 所:〒996-0041 山形県新庄市大字鳥越496-2
電 話:0233-22-4922
ウェブ:www.tc-ymt.jp
地元への愛情が事業の要になる
~販売からつながるおつきあいを大切に~
店長 三原敏明さん
◆どういった会社でしょうか
当社は、大手自動車メーカー系ディーラーとして、新車と中古車、自動車用品の販売、修理と整備を行っておりますが、その他にも自動車保険の窓口や情報通信分野として携帯電話の販売も行っております。
当社は山形に本社があり、山形県内に販売拠店として19店舗を展開しておりまして、その他にも自動車板金の関連店舗が3つあります。
現在、メーカーの看板車種の名前が社名に入っている会社は、全国でカローラ店だけなんですよ。
◆新庄に展開された経緯は
当社として、県内を広くカバーするために各地に販売拠店を設けているのですが、その最上地域担当として新庄市内に店舗を開設しました。
◆最上地域で仕事されてご感想は
私は、当社に整備士として入社して経験を重ねた後、販売を担当してきました。
やはり最上地域の方は、人々のつながりがとても強く、また人柄がとても暖かいと思います。
例えばクルマをご紹介した時など納得された上でご購入された方からは、さらにご家族や時にはご友人からも買って頂いたこともあります。
そういった人間のつながりの強い地域で、家族ぐるみでお付き合いいただけていることや、その後の整備などアフターサービスでも長くご愛用くださっていることは、とてもありがたいと思っていますし、仕事で接する我々に対しても、人間味のあるお付き合いをしてくださいますので、やはり最上の人は情に厚いという印象を持っております。
◆最上地域で仕事をしていくコツは
この地域で仕事をして成功していくには、地域にどれだけ密着し、お役に立てているかという点が大切なのではないかと思います。
自動車はお客様が購入されるまでじっくり検討される商品ですが、むしろ購入された後のお付き合いの方が長いんですね。
当社としては、お客様が自動車を使って豊かなカーライフを送るお手伝いをしたいという考えのもと、地域の方の要望やニーズを絶えず汲み取れるサポート体制を充実する事が会社としての使命であると考えています。
そのために、セールスを担当する営業マンと整備を担当するエンジニアが一組となって、それぞれ定められた地区を担当し、日々回らせていただいております。
この地区担当制度の取り組みを通して、当社の社員には常に地域をよく知っておいてもらいたいということと同時に、地域の方から顔を覚えていただきたいとも思っています。
このように、どんな企業も、地元愛と言いますか、どれだけ地元のことをよく知り、地元のために仕事をするかということが、そのまま企業の価値になり、それが具体的な目標になるのだと思います。
◆地元志向には何が必要でしょう
私の息子は山形県内で仕事していますし、娘は他県の大学で学んでおりますがいずれ地元に戻りたいと言っています。
自分で言うのも何ですが(笑)、わが家は家族愛を持って子どもたちに接してきました。
このように、地域や家族から愛情を受けて育った若者は、どこに行っても、自然に地元に帰りたくなるのではないかなと思います。
企業の経営においても、それぞれのご家族においても、愛情を持って接することが一番必要なことかもしれないですね。
◆若い方に求める資質は
現代は高い顧客満足を得ることが、ますます難しくなってきました。
さらに、人々が絆やつながりを求める一方で、プライベートな部分には気を遣わざるを得ない時代です。
当社でも、お客様に接する際にどういった距離感が良いのかを常に心がけておりますので、若い方には、人とのより良い接し方やコミュニケーションの資質を大事にして、磨いていただければと思います。
◆どうすれば資質を磨けますか
子どもの頃には誰しもが持っているもの、それは人から可愛がられる人懐っこさや素直さを、大人になってからも持ち続けることが一番大切ですし、コツのような気がします。