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事 業:乳幼児保育、学童保育、子育て支援センター運営、一時預かり保育
資本金:1000万円
職員数:男性2名・女性28名
住 所:〒999-5402 山形県最上郡金山町大字金山2277番地
電 話:0233-52-2355
ウェブ:www.megotama.or.jp


自然の中で暮らすことの大切さ
~幼児教育を通して価値観とコミュニケーション力を伝えたい~


園長 井上 亘さん


◆どのようなこども園ですか

 当園は8ヶ月から5歳までの乳幼児保育を中心として、一時預かりのサービスを提供し、その他に、学童保育と子育て支援センターを運営しています。
学童保育と子育て支援センターの運営は金山町からの委託を受けて行っているものです。

 私は千葉県の出身で、東京の大学を卒業した後に東京にある商社に就職し仕事をしていました。
30歳の時にこの金山町に移り住みました。

◆移り住んだきっかけは

 30歳までの私は、都会の競争社会の中で、勝つことが良いこと、たくさんのお金を得ることが幸せという価値観を持って生きてきました。
住む場所についても、都心に近いところに住むのがステータスが高いという、いわば即物的な価値観を持っていたんですね。
 ところが、結婚して30歳で子どもが生まれた時にふと思ったことは、このままの生き方でいいのだろうかと、自分の子どもを育てる環境を考えたことが、自分の人生観への疑問にまで繋がっていきました。
自分の子どもをどんな場所で育てるのが良いのか、子どもにどういう人生を歩んでほしいのかを妻と相談し人生を方向転換したのです。

 移住先として様々なところを探しましたが、そのときに環境教育という言葉に出会い、これからは、その環境教育や循環型の社会に関わっていきたいと考えた時に、この金山町が最適なフィールドだと考え、移住先に決めました。
自然とともに生きている町で、勝ち負けではない価値観を持った仕事をしようと思ったのです。

 改めて通信制大学で幼稚園教諭の免許を取得し、30歳の時にに移ってきました。
私の両親は60年以上前から千葉県で幼稚園を運営していましたので、私の中にも幼児教育や保育に対する熱意が眠っていたのかもしれません。移り住んでから21年になります。

◆最上地域の印象をお聞かせ下さい

 自然とともに暮らしているということに尽きます。
食べ物や雪など人間の都合にとって良いことも悪いことも含め、自然の恩恵と脅威に合わせて暮らしているという実感は、金山に来て初めて思ったことで、これは都会の生活では絶対に感じられないものです。
産業や経済を中心に他国との競争に明け暮れ、勝ち負けを人生の尺度にする価値観そのものを否定するわけではありませんし、国を引っ張る原動力となってることもあると思います。
 しかしそれが人生の全てではないと思うんですね。
 都会で暮らしていると、自分の人生をすべてコントロールできるかのように錯覚してしまいますが、人生とは本来ままならないものです。
田舎の良さは、自分の力ではどう にもならない大雪や、四季の移ろいなどの全てをそのままに受け入れて暮らしていく事の大切さです。
私たちが園の運営と遊びを通して、この自然を原体験として子どもたちに伝えたいと思っています。
 また体験だけではなく、民主的なコミュニケーションも必要です。

◆民主的なコミュニケーションとは

 自発的に発言し、他者の意見も受け入れる、そういうコミュニティーに主体的に関わっていくことが民主的なコミュニケーションです。
自分の意見を伝え、他の子の意見も取り入れる中で、どう合意を形成していくのか、また合意したことには団結してまとまっていくこと。
その後の人生で彼らが大人になっても大切な部分は、こういう早期教育の中での学びがとても重要です。
 また、民主的コミュニケーションを学ぶ事は、幼児教育だけでなく学校教育でも必要だと考えています。

◆現代の若者はコミュニケーション能力が下がっていると言われます

 それは若者の側の責任ではなく、教え伝えてこなかった教育の問題ではないでしょうか。
民主的に話し合い、合意を形成するというプロセスを教育を通して若者に学んでもらう、そのためには、教える側の教員や大人の側にそのスキルや概念をしっかりと学んでもらうことがまずは先と思っています。

 


 

 

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