事 業:建設土木、廃棄物処理、介護施設運営、コンビニエンスストア運営
資本金:5000万円
従業員:男性85名・女性18名
住 所:〒999-6212 山形県最上郡最上町大字志茂277-6
電 話:0233-44-2424
ウェブ:www.o-bagumi.co.jp
新世代の発想でさらに飛躍したい
~建設業を核に多方面の事業で地域の雇用を守る~
専務取締役 大場宏利さん
◆どんなものを作っていますか
本業は建設業ですが、環境や農業、福祉分野に事業、さらにコンビニエンスストアの運営など観光や利便性に関わる事業も手がけております。
当社は、現社長である私の父親が若い頃に創業しました。
父は最上町の出身で、会社が発足した当時は下請けの仕事がほとんどでしたが、徐々に事業を拡大していくにあたり、いかにして人材を確保し、育成していくのかに悩んだと聞いています。
まずは雇用を作り出し、地元の若い方に働いてもらうことが先決と考え、様々な分野に進出をしてきました。創業してから46年になります。
当社のように建設業から興した企業が建設資材の販売などを手がける事はさほど珍しくはないと思いますが、環境や福祉分野にも展開したのはこのような考えによるものです。
さらには、環境意識の高まりや、産業廃棄物処理場の必要性など、町を挙げての環境対策が話し合われ始めたという時代の変化からの要請もありました。雇用を維持、拡大したいという当社の考えと行政などの社会のニーズがうまくマッチしたことも、今まで企業を存続しつつ多方面に拡大できた要因ではないかなとありがたく思っているところです。
◆事業が多岐にわたり、町内での存在感が大きい会社という印象です
はい。おかげさまで仕事をさせていただいておりますのも、お客様や行政の方を含め、町ぐるみの力添えがあってこそと思っております。
また、特に地方においては、いろいろな問題に対して、一私企業が奮闘するという形よりも、いかにしてみんなで考え、みんなで解決していくか、それには官民ともに一丸となることが大事なのではないかと思います。
みんなで話し合って決めたことを実行して行く際には、私どものような企業がそのお手伝いをさせていただければ、なおのこと嬉しいですね。
◆今後の地域との関わりは
若者の流出や人口減少というのは全国的な傾向ですが、当社としては若い方になるべくこの町に残っていただきたいという考えのもと、これからも事業を継続して雇用を維持するというのが、まずは地域にできる貢献の第一歩であろうと思っています。
その意味でも、例えば高校生のインターンシップの受け入れや職場見学も実施しております。
若い方には当社のことを良く知っていただき、将来も地元に残って生活していこうと考える時の進路のひとつとして考えていただければ嬉しいですね。
◆若い方へはどのような感想をお持ちですか
第一に真面目であるという印象ですね。
また、入社して1、2年の若い方でも資格の取得に挑戦するなど、さらに自分のスキルを高めていこうという意欲をお持ちですし、とても良い方ばかりに来ていただいているように思います。
建設業は、仕事の開始が朝早かったりしがちですが、そういったシフトにも慣れてくれて、毎日仕事に熱心に取り組んでいただいています。
◆この会社を目指す若い方にはどういった資質を求めますか
当社は建設業を母体としている企業ですが、様々な分野に事業を拡大しております。
その分野ごと、業務上求められるスキルや資質というのは異なりますから、一概にどういったものをという希望を挙げることは難しいですね。
ですが、共通して言えることは、会社の仕事においてもご自身の成長についても、向上心を持つことが一番望ましいと思います。
また、当社の経営環境も、創業者である現社長から少しずつ私たちの世代へと交代をしていく時期に差し掛かっています。
このように、企業が少しずつ若返っていくと同時に、会社としてこれからもさらに事業を拡大し、たくさんの方に仕事をしていただきたいと思っておりますので、前向きな向上心を持った方が当社を目指していただければ、これからの当社の方向にもマッチするのではないかと考えているところです。